寒い冬の鍋料理はもちろん、
「土鍋」は煮る、炊く、ゆでる、蒸す、焼くと
日常の調理にも活躍してくれる優れものの調理器。
LPガスでしかできない土鍋料理の、
おいしさの秘密を探ってみました!
土鍋がいい!その5つのワケ
・ 陶器(セラミックス)だからいい!
土鍋は陶器でできているため、熱・酸・アルカリ・塩分・糖分・油・酢に強く、調理の過程で金属がとけ込む心配がありません。また必要以上に砂糖や調味料を使わずに、シンプルで健康的な調理ができます。
・ 遠赤外線だからいい!
LPガスの火で加熱すると、土鍋から放射される遠赤外線輻射熱のおだやかな発熱作用と相まって、例えばご飯を炊いた場合、栄養が損なわれることなくでんぷん質を十分にアルファ化させます。カニ穴も多く、芯からふっくら炊き上げられたご飯は、消化吸収がよく、冷めてもぼそぼそしない甘い味になります。
・ 燃える火だからいい!
羽釜、炭火焼、石焼などでつくった料理はおいしいといわれます。それは「燃える火」の効用。IH炊飯器は、伝導する熱であって燃える火ではないため、素材をじっくり100%活かしきる調理ができないのです。「燃える火」、つまりLPガスを利用した土鍋料理は、理想的な調理法といえます。
・ 蓄熱・保温力がいい!
羽釜で炊いたご飯はおいしい!とはよくいわれることですね。土鍋はこの効果を持っています。肉厚なのでゆっくり低めの温度で加熱、素材の酵素をじっくり活性化させて甘味、旨味を最大限に引き出します。また保温力もよく、ゆっくり冷ましていくので煮物によく味がしみます。
・ 泡立ちがいい!
LPガスのとろ火で加熱していくと、フツフツと小さな泡が立ち始めます。この泡は乳化作用を促進させ、煮物の場合は水分、脂肪、タンパク質、ミネラルが渾然と溶け合い、素材の味を活かしながらおいしく煮詰めることができます。長く煮ても、煮くずれがしません。
■材料(4人分)
…2カップ
…400ml
固形スープの素 …1個
カレー粉 …小さじ1
バター …大さじ1.5
鶏もも肉(※)
…200g
…小さじ1/3
コショウ …少々
玉ネギ …100g
トマト …1個
イカ …100g
エビ …100g
アサリ …100g
サヤインゲン …30g
オリーブ油 …大さじ3
白ワイン …大さじ1

※ 鶏肉は余分な脂身を取り除き2cm角に切り、塩、コショウをふって下味をつけておく

■作り方
1 米はといで一度ザルに上げ、土鍋に入れ分量の水に30分以上浸水させる。
2 玉ネギは粗みじん切り、トマトは半分に切り種を取ってざく切りにする。イカは1cm幅に切り、エビは殻を取り背わたを除く。サヤインゲンはゆでて長さ4cmに切る。
3 フライパンを熱してオリーブ油大さじ2を入れ、玉ネギをしんなりするまでいためる。次に鶏肉を入れて色が変わるまでいためる。
4 鍋にオリーブ油大さじ1を入れてイカとエビをいためる。さらにアサリを入れて白ワインを加えふたをする。アサリの口が開いたら具と蒸し汁に分ける。
5 蒸し汁のの浸水し分量だけ1の浸水した水分を減らす。刻んだ固形スープの素、カレー粉、細かくちぎったバターを入れ、3を入れてひと混ぜする。ふたをして強火にかけ、ふたの穴から蒸気が出るまで炊く。
6 蒸気が出てきたら4(※)の具材を入れ弱火にして5分炊く。好みで、さらに中火で2分炊くとこげ目がつく。火を消して20分蒸らす。
4の具材と同時に2cm角に切った赤パプリカを加えるとさらにおいしくなります。
7 彩りにサヤインゲンを散らす。
■ここがポイント!
土鍋料理の加熱時間は土鍋の大きさや厚みには関係なく、ふたの穴から蒸気が出てくるまでは強火、その後は弱火でレシピ通りに加熱します。余熱でじんわり火を通す調理法なので、蒸らす時間が大切です。ただし、蒸らし過ぎるとかたくなるので気をつけて。
■材料(4人分)
豚肉(カツ用) …4枚
カボチャ …400g
赤ピーマン …150g
塩・コショウ …各少々
サラダ油 …大さじ2
調味料A
ショウガ(皮をむいてみじん切り) …10g
青ネギ …10cm
豆板醤 …小さじ2
ケチャップ …大さじ2
…50ml
…小さじ1
塩、砂糖 …各小さじ1/4

■作り方
1 豚肉は塩・コショウをして、カボチャとピーマンは厚さ5mmぐらいにスライスする。
2 土鍋にサラダ油を入れて強火にかけ、油が温まったら、豚肉を入れて焦げ目をつける。
3 2に、カボチャ、ピーマン、混ぜ合わせたの調味料を加えてふたをする。土鍋の穴から蒸気が出てきたら弱火にして3分煮る。火を消して5分蒸らす。
4 器に盛り、みじん切りにした青ネギを散らす。
■アレンジメニュー
付け合わせの野菜は、キャベツや玉ネギのほか、ほとんどの夏野菜が合います
土鍋で鯛メシを作ってみよう!
鯛めし 春の鯛も紅葉のころの鯛も最高!まるごと土鍋で炊くので、骨からもおいしいエキスが出ておいしく仕上がります。ぜひお試しください。

■材料
鯛(800g〜1kg) …1尾
…4カップ
昆布 …25cmくらい
しょうが …2片
…2分の1カップ
薄口しょうゆ …大さじ2
…小さじ1

■作り方
1 米は30分前にといでおく。
2 しょうがは細い千切りに。
3 鯛の表面に塩をふり、皮目に軽く焦げ目がつく程度に焼く。
4 土鍋に米を入れ、水3と3分の2カップ、酒、薄口しょうゆ、塩で調理。しょうがの千切りをたっぷりと散らす。
5 ぬれ布巾で昆布を拭き、その上に焼いた鯛をのせたものを4の上へ置く。
6 全体をアルミホイルでおおい、その上に土鍋のふたをかぶせ、弱火で10分、中火で10分、ごく弱火で18分炊く。
7 そのまま食卓へ。あれば木の芽などを添える。
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